真似と類義語
真似にはいろんな類義語があります。
・模倣
・模写
・模造
・レプリカ(別枠)
・パクリ
真似を含めるとざっと5種類!!
この、類義語をランク付けするとこうなります。
といった様に、真似が中間に挟まれた形になります。
今回は、この3つ+別枠のランクのメリット・デメリット・見解をだし
真似を発展させる方法を2点紹介します。
パクリ
メリット | デメリット |
・手っ取り早く完成形にたどり着ける ・考えなくていい ・修羅場を乗り切れるかもしれない | ・劣化版・粗悪品 ・学びがない ・廃れる |
パクリは形にするのに
「なぜ、これがついているのか」
「なぜ、こうなっているのか」
など考える必要がなく、形にする分には長けています。
ですが、ハリボテと同じで中身がスカスカなので
学べる機会がなく、知識として継承していけないので廃れやすいです。
また、そういったものは劣化版・粗悪品になりやすいです。
形にはなるので、1.20点のモノにはなるかもしれませんが
叱られるのを覚悟しましょう。
真似
メリット | デメリット |
・型が身につく ・試行回数を重ねられる ・応用が効く | ・オリジナルの変化や改良に対応しなければならない ・オリジナルの意図を汲み取る必要がある ・機械的 |
真似とパクリ難しいラインですよね。
リスペクトの有無が大きく関わってくるので、人によっては
アウトだったりセーフだったり。かなりグレーゾーンが広いかなと思います。
個人的には守破離の『守』の要素がでかい気がします。
そういった面では、型を身につけることである程度1人でも応用が効くのが
最大のメリットだと思います。
一番のデメリットは、オリジナルの変化や改良に対応しなければならない点ですね。
上司や指導者が変わった時に柔軟に変化できれば、強い武器になることでしょう。
守破離とは【コトバンク】
模倣・模写・模造
メリット | デメリット |
・物事の構造を理解できる ・向き不向きがわかる ・経験値が高い | オリジナルの価値を超えられない ・絶え間ない観察 ・クオリティーの高いモデルが必要 |
多くの人にとって模倣・模写・模造はスキルアップの一貫です。
模倣・模写・模造を行うことにより、自分の癖や向き不向きがわかります。
絶え間ない観察の副産物で構造が理解できるようになります。
ですが、90点を100点にするには、90点が取れるようになった
時間が必要になると言われております。
例えば、90点のクオリティーにたどり着くのに1年必要になった場合
100点までもう1年必要になるので、かなりの時間を必要となります。
一番の課題は難易度・クオリティー高いモデル(オリジナル)が
必要になってくることです。
70点の難易度・クオリティーを模倣・模写・模造しても70点以上になることは
基本ありえません、より多くの経験値を得るためにも難易度・クオリティーの
高いモデル探しからしていきましょう!
レプリカ
公的に認められた模倣・模写・模造の類いであり
オリジナルと同等のクオリティーで造られたものを指します。
希少価値が高いものがよくレプリカとして造られ、より多くの人に
価値を届ける役割を担っていため、デメリットはありません。
真似の先
真似は二番煎じであり、モデルによっては三番煎じになるのも珍しくないです。
真似の真理は自分自身との対話であり、得意不得意を見つけるの必要不可欠な
行動の一つです。
オリジナルティーを出すには真似から一皮剥ける必要があるので
その方法を2つ紹介します。
発展その1:得意を掛け算
真似から得意不得意を見つけ出し、得意を掛け合わせオリジナルへと
昇華させる方法です。
言うのは簡単ですが、すり合わせるのにかなり時間と労力が掛かります。
得意料理を掛け合わせても、美味しい料理ができないことは考えたらわかるように
得意なものを掛け合わせるだけでは、良いものはできません。
掛け引きしバランスを調整する必要があります。
うまくハマった時の快感は挑戦し続ける人の特権と言えるでしょう。
発展その2:オリジナルを無視する
真似をしていると「こうしたいな」「ああしたいな」というようなアイディアが芽生えます。
そういったのをメモに残しておきましょう。というのは、中途半端な状態で
そういった自我へ舵を切ると失敗に終わるからです。まずは80点を目標に
ひたすら、真似!真似!!真似!!!
クオリティーを上げてから、あの時メモった要素を取り入れオリジナルティーを
だしても遅くありません。ネタを仕込むつもりで思いついたアイディアは
メモに残しておきましょう。
おわりに
さて、今回は真似について語ってきましたがどうだったでしょうか?
今回の記事は個人的には書くの大変でした・・・。
というのも、「真似」にはあまりにもグレーゾーンが広いことです。
パクリなら黒寄りですが、模倣・模写・模造が白かと言われると
著作権や特許といった権利などが絡んでくると黒寄りになったりと
知らず識らずに権利侵害してることがあるので、注意が必要です。
逆に言えば、権利侵害しない技術面や考え方はいっぱい真似をし
今後の人生をより良くするための糧にしていきましょう!
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